世界はまだ油断してるから

4歳と1歳半の男の子ふたりの子育てを父親目線で紹介します

キングカズ流子育てを実践して心が救われた話

 
「俺は父親になれないから長男になる」
 
キングカズのその言葉に驚いてしまった。
 
その言葉をテレビで聞いた時は、ちょうど最初の子どもが嫁のお腹の中にいて、僕自身は、そのだんだん大きくなるお腹を見ながら「ちゃんと父親にはなれるのかな」と悩んでいた時期だった。
 
そのやりとりは以下のような感じだった。
 
司会者「カズさん、ちゃんと子育てしてたんですか?」
カズ「いや、おれは長男だから」
司会者「え?どういうことですか?」
カズ「俺が長男で、長男が次男、次男が三男で、3人兄弟で一緒に遊んでただけ」
司会者「あ~。そういうことですか。奥さん大変ですね」
カズ「まぁ大変だったと思いますよ」
 
それを聞いて「これだ!」と思った。父親らしく、威厳、厳しく、なんて僕にはできないんだから、長男の気持ちで一緒に遊べばいいや、と。
 
そしたら急にラクになった。公園に行けば、子どもと一緒に木の実を拾い、ご飯の時は子どもと競ってモリモリ食べる。虫取りも先頭にたって一緒にやる。そうやっていくと、どんどん子どもとの距離は縮まり、仲良くなっていった。
 
子育てに正解は無いけど、自分はこれで「父親らしく」という呪縛から逃れ、楽しく過ごすことができるようになった。
 
ただ、弊害もある。さいきん息子が大きくなり、言葉も達者になってきたので、嫁の買い物が遅い時などに「俺たちは先に帰ろうぜ!」と長男に腕を引っ張られる。そんな時は「あれあれ、僕は子分かな」という気持ちになる。。
 
まぁメリット、デメリットあるだろうけど、とりあえずうちはこれで子どもと仲良くやってます。「父親らしく」に苦しんでいる方は参考になるかもです!(嫁は大変だと思いますが。。)
 
 
 
田崎健太,ミカミカンタ,菊地正典,海江田哲朗,沢田啓明,浅川俊文,吉崎エイジーニョ,加部究 カンゼン 2011-10-13