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本山鹿島やめるってよ~プレイバック1997年小野伸二対本山の対決

本山が鹿島を退団するそうだ。

思えばずっと鹿島にいたんだな。

それで今日書きたいのは、1997年の西が丘サッカー場で見た試合。

当時最強だった東福岡と、とにかく「化け物」と言われていた天才・小野伸二の対決。

当時、板橋区に住んでいたので、北区の西が丘はバスで行ける距離ということで、スタジアムに足を運んでみた。

観客は満席というほどではないが、明らかにスカウトと思われる人、いまはFIFAの理事になった田嶋さんも観覧席にいた。

試合は総合力に勝る東福岡ペース。中でも、本山の深い切り返しは群を抜いていた。

一方の小野伸二は、間違いなく天才。東京で小野伸二が見られるということで集まったマニアたちを随所でうならせていた。

本山の上手さはターンからのパス、敵を翻弄するドリブル、卓越したプレービジョンとそれを実現するスキル。すべてが抜き出ていた。

当時のスタメンを見ると、

第8回 ◇西が丘サッカー場
東福岡 2-1
1-1
清水商
前半3分【東】古賀誠
前半16分【清】小野
前半31分【東】本山
後半26分【東】古賀誠
後半44分【清】上原

【東】GK玉浦寛敏 DF中島幸平、手島和希金古聖司千代反田充 MF宮崎啓太、古賀誠史本山雅志、古賀大三、宮原裕司 FW寺戸良平 (代)青柳雅裕
【清】GK前川大樹 DF池端陽介、池田学、西田拓也 MF大野尊士、小林宏之小野伸二、木村友昭、浜村卓生 FW太田恵介、上原豪 (代)滝健太郎、平川忠亮、犬飼力

 

東福岡側では、本山、古賀誠史、手島、金古、千代反田、宮原、清水商業側では、小野、前川、池端、池田、小林、太田、平川がJリーガーとなっている。22人中13人である。

いかにこの試合がハイレベルだったかがうかがえると思う。

それでも、この二人は飛びぬけており、そして、勝ったのは本山のいた東福岡だった。

本山の当時のプレーを見ると、もしもいま若手でドイツに行っていたらと思ってしまう。宇佐美とも、原口とも違う、あの本山を海外で見たかったと思うが、それはガンバの遠藤も同様であり、それが彼らのサッカー人生なのだろう。

探したら、その試合の動画があったので貼っておきます。

いま見ると、本当に一人倍速のように動きの速さが違う。

退団後は、九州に戻るのかな、だとするとすごい楽しみ。

まだ彼のサッカーは終わってない。

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