世界はまだ油断してるから

4歳と1歳半の男の子ふたりの子育てを父親目線で紹介します

サンタは親と子どもの騙し合い

 
今月21日は僕の誕生日だった。息子の誕生日は24日。3日違いだ。
 
僕の誕生日である21日は、家に帰って玄関を開けると、子どもがしゃがんでいて、ジャンプしながら「誕生日おめでとう」と言ってくれた。画期的な祝い方だ。なんだか嬉しい。
 
その後、子どもと一緒にケーキ食べて、ローストビーフ食べて、誕生日、誕生日と浮かれて、お布団に入った。ただ、途中から、引っかかっていたことがある。なんか子どもが浮かれすぎている。
 
「もしや」という予感がしていたので聞いてみた。
 
「ねーねー。ひょっとして今日が自分の誕生日だと思ってる?違うよ」と言ったら
「え??」ってびっくりしてた。
 
「24日が誕生日だから、今日じゃない。明後日だよ」って言ったら
「そうなの?」って言ってた。
 

誕生日には終わりがきます

 
その日はそのまま眠りについて、次の日帰宅したら、また子どもが「誕生日おめでとう」と声をかけてくれる。椅子に座ると、コップとか用意してくれて、すごく優しくしてくれる。すぐに気付いた。おかしいぞと。
ここは言わなきゃいけない。
 
「誕生日は終わったよ」
 
すると息子は 「え??」と驚いてた。どうやら誕生日は前後3日ぐらい祝うものだと思っていたらしい。
 
「今日も祝って欲しいけど、哀しいけど、誕生日は過ぎたら普通の日なの。昨日で終わりなの」というと、息子は切ない顔をして隣の部屋に行ってしまった。。
 
しょうがない。祭りの後はいつだって切ないのだ。それを教えなきゃならない。
 

クリスマス&誕生日前日の予行練習

そして、昨日の夜、いよいよ明日は息子にとって誕生日&クリスマスのダブルラッキーデーである。
 僕と息子はお布団に入って予行練習を始めた。
 
「ね~明日はサンタさん来るよ。どこから来るかな?」
 
「玄関!」
 
「違うよ、玄関から来たらみんな起きちゃうでしょ。ベランダから来るんだよ」
 
「そうか。起きちゃうから、外からソリで来るのか」
 
「そうだよ。じゃあ、サンタさんが来た時の練習するからね。サンタさんは起きてたら帰っちゃうから、声出したり、見ちゃだめだよ」
 
「分かった!」
 
「ガラガラガラ(ドアを開ける音)。子どもはここかな。枕元にプレゼントを置いてっと。」
この時、息子は顔を手で覆って一度もサンタを見ていない。
 
「よし、子どもは寝ているようだな。それではこれで帰るとしよう。来年も良い子にしてるんだよ」
 
「は~い」
 
「あ~、もう、は~いって言っちゃったよ」
 
「あ~ごめん、ごめん」
 
まるでコントですが、予行練習もばっちり。
これでサンタを迎える体制も整いました。
 
ちなみに、今年のプレゼントは、自分でトミカ4台を選んでおり、それが届くことになっております。
 
いやぁ~全国のお父さん、今夜が楽しみですね。まだ3歳だし、ばれないでしょう。余裕、余裕。
 
サンタってのは、親と子どもの騙し合い。
 
発言に注意しながら、色々と手を尽くしてバレないように頑張ろうと思っています。
目標は中二。そこまでバレないように、偽サイトとか、親戚を動員したりして、騙し通してやろうと思います。