世界はまだ油断してるから

4歳と1歳半の男の子ふたりの子育てを父親目線で紹介します

夫婦喧嘩中に4歳の息子が言った言葉にびっくりした話

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photo by César Augusto Serna Sz

こないだ朝から夫婦喧嘩をした。

内容は些細なことだ、前日の夜に嫁が作ったお稲荷さんを、朝お弁当に持っていこうとしたら「あたしのお昼持っていかないで!」と言われたので、「ケチ、いらないよ!」といって会社に行ってしまった。
 
そもそもこのお稲荷さんの油揚げの皮はおれが甘く煮たものだし、6個ぐらいあったんだから、2個ぐらいくれてもいいのに。。
 
となってしまったが、まぁいずれにしてもくだらない喧嘩だ。
 
とはいえ、朝から怒ってしまったので、帰ってきたら気まずい感じ。
 
なんだか家の中も変な雰囲気になっている。よく見たら洗濯物も僕のだけ取り込まれていない。。
 
こういう場合、謝ればいいのだが、なんだかモヤモヤとしたまま、時間が過ぎていった。
 
すると、4歳の息子がいつものように、ママにベタベタし始めた。
 
「ママ~かわいいね、肌がすべすべだね」と言いながら、手を触り始めた。
 
息子はいつもママにやさしい言葉をかけている。
 
「ママ、保育園から帰ったら抱っこしてあげるからね〜」「ママ〜髪がサラサラだね」など、常にその発言はスイートだ。
 
はぁ、いつものあれか、と思っていたら、この日は近くにいた僕に向かって「パパもやってごらん。ほら、触って、ママにすべすべだねっていうの」と言われた。
 
なんだか変な空気のまま、嫁の手を触り「すべすべだね」と伝えた。
 
嫁は「ああ、ありがと。。」と返事をしたが、どうにも不思議な感じ。
 
そもそも僕は嫁に「肌がすべすべだね」なんて言ったことない。
 
かれこれ付き合い始めから15年ほど経つがそんなこというのは初めてだ。
 
それを機に何かがほぐれた。家の空気が正常に戻ったのだ。
 
息子は、ぜんぶ分かってやっていたのだろうか。
 
仲裁してくれて、ありがたいけど、それにしてもすごいやつだ。
 
あとで嫁と「どこで覚えたんだろうねぇ」と話したけど、二人とも分からなかった。
 
末恐ろしい息子だ。