世界はまだ油断してるから

4歳と1歳半の男の子ふたりの子育てを父親目線で紹介します

ちん○んは取れませんか?取れません

うちの子どもは二人とも男なので、父親からすれば全部が分かる、というか、
「ああ、男はこういう生き物だよな」となるんだけど、母親からすればよく分からないことが多くて、イライラするらしい。
 
昨日嫁がこんなことを言った。
 
「ついに次男(8ヵ月)がちん○んの存在に気付いたみたい。お風呂の時にひっぱり始めた」
 
嫁からすると、このちん○ちんの存在というのが、男にとってなんなのか、というのが分からないみたい(そりゃそうだが)。
 
男の人が「息子」「愚息」と呼ぶのは、比喩ではあるが、感覚的にもその通りで、自分の一部ではあるが、ちょっとコントロール不可な存在である。
 
たとえば、ビッグになるタイミングについて分からないことが多い。
 
村上春樹が『女のいない男たち』で、「あの頃は西風が吹いても勃起していた」と書いていたように、また松本人志が「ガキの使い」で「中二の頃は、想像力が豊か過ぎて、自動販売機のおつりが出てくるところをカチャカチャやるだけで勃起した」と言っていたように、刺激なんてあったのか無いのか、また、なぜそんなことで、、というタイミングで大きくなるもんである。
 
なぜそうなるのか、どうすればいいのか、どれぐらいすれば落ち着くのか、など男は経験を積み、学んでいく。その結果、30代ぐらいになってようやく息が合ってくる。息子とのコンビが成立した頃に、息子が生まれるのである(分かりづらい)。
 
さて、そんなわけで、男はそういうコントロール不可の存在を身につけて出てくるので、まず気になってしょうがない。その最初の行動が引っ張るなのである。男親からすれば「ほっときゃいいんだよ」と思うが、母親からすれば心配だという。
 
長男が小さい頃、別件で病院に行ったときに嫁が思い詰めた様子で、男の先生に相談を始めた。
 
「うちの子がおちんちんを引っ張るんですけど、大丈夫でしょうか。ポンって取れないでしょうか?」
 
僕と先生は目を合わせ「大丈夫、大丈夫」と言ったが、嫁は心配で「でも、すごい力で引っ張るんです!」と言ったが、それでも僕と先生は「取れません、大丈夫です」と言い続けた。
 
嫁は安心して帰り、これは笑い話となったが、それを男の子がいる母親にすると、
みんな同じ心配をしていたようで「わかる、心配だよね、取れないの?」というので驚いてしまった。
 
そんな事例があったら、もっと話題になってるでしょ。取れないよ。
 
女性が男の子を育てると、そういうことが気になるんだね。
意外と育児あるあるかもしれない。