世界はまだ油断してるから

4歳と1歳半の男の子ふたりの子育てを父親目線で紹介します

河口恭吾の桜は至高のパパソングだった

f:id:kinakonan:20160322152759j:plain

先週のしくじり先生に河口恭吾が「桜」の一発屋歌手として出ていた。

 

内容としては「桜ソングで一発当てたけど、それ以降ヒットが出ず、苦しんだ」という話なんだけど、いくつか面白い話があったので紹介してみる。

 

桜はもともとドラえもんとのび太の関係を歌った歌だった

 

・もともとはドラえもんとのび太をイメージして作った曲だった。「ドラえもんがそばにいて、のび太くんを笑わせるよ」という意味だった。

・森山直太朗のヒットで「他に桜の曲はないの?」というニーズから、河口さんのアルバムの曲が発見され、ヒットとなった。

・その後は出しても出しても売れず。2008年に出した曲は500枚も売れなかった。。

・桜を歌うのも飽きて、歌いながら「今日の晩ごはん何かな?」と考えていた。

・歌うのを止めて、別の曲を歌っていたら、音楽イベントの主催者から「詐欺だ」と怒られた。

・子どもが生まれた。すると歌詞の意味が変わった。

・僕は「パパ」で君が「子ども」になった。

・新たな意味をもらって、これからも桜を歌っていく

 

という内容で、最初の方は「日本人は桜ソングが好きすぎる!」とやさぐれた感じだったのに、最後の最後でグッと来る展開になった。


そして、改めて、パパ目線でこの歌詞を見ると、本当に名曲だなと思う。

以下が歌詞です。

僕がそばにいるよ
君を笑わせるから
桜舞う季節かぞえ
君と歩いていこう

まぶしい朝は何故か切なくて
理由をさがすように君を見つめていた
涙の夜は月の光に震えていたよ
二人で

僕がそばにいるよ
君を笑わせるから
空のない街抜け出し
虹を探しに行こう

いつもそばにいるよ
君を笑わせるから
やわらかな風に吹かれ
君と歩いていこう
君と歩いていこう

君がいる
君がいる
いつもそばにいるよ

 

この番組を見た後に、子どもを抱っこしながら、桜が咲き始めたソメイヨシノの下を歩いている時に歌うと、涙で景色がにじんできた。

 

そう、実はパパソングって意外と無くて、しかも、こんなにしっくり来る曲は初めてだと思う。

 

父親って嫁よりも育児で役に立たないし、年代的には職場での責任が重くなって仕事がきつくなるし、それでも、子どもはかわいいから、ずっと一緒にいたいと思う気持ちがあって、そういうモヤモヤした時期に桜を見ながらこの歌を口ずさむ。すると泣けてくるのだ。

 

特にうちの下の子は桜の時期に生まれて、名前にも桜と入れているのでなおさらだ。

 

父親が子どもと遊べる期間なんて、実は3歳から10歳(小学校4、5年生)ぐらいまでの7年ぐらいしかない。

 

僕はアウトドアの達人とか、釣り名人とかじゃないから教えてあげられることは多くないけど、一緒にいっぱい笑ってあげられるように、そばにいたいと思う。

 

あ~今年は桜の下で何回も歌いそう。

 

小さなお子さんのいるパパはぜひ試してみてほしい。泣けてくるよ。

 


河口恭吾 - 桜